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知っておきたい「ぎっくり腰」

腰痛は日本人の多くが抱える悩みですが、その中でも突然襲ってくる「ぎっくり腰」は日常生活にも影響を及ぼす症状です。
突然襲ってくるぎっくり腰の痛みを経験した人のほとんどは、もう二度となりたくないと思うのではないでしょうか。
ぎっくり腰とは、正式な疾患名を「急性腰痛症」または「腰椎捻挫症」といい、突発的に起きるのが特徴です。
発症してしばらくは、身動きがとれない程の疼痛に見舞われます。
重いものを持ち上げた時に起こりやすいといわれています。ところが実際には、咳やくしゃみをしたとき、ベッドや布団からからだを起こそうとしたとき、顔を洗うとき、椅子に腰かけて横や後ろのものを取ろうとしたときなど、日常の何気ない動作で起こりうることがあります。
ここでは、ぎっくり腰の原因や症状、予防するためのストレッチを紹介していきます。

目次

腰部への負担が原因?

重いものを持ち上げた時など腰に負荷がかかった瞬間や、ただ立ち上がっただけといった時にも発症しうるものですが、実はこのぎっくり腰ははっきりとした原因が判明していません。
一般的にぎっくり腰の原因として考えられるのは、腰部に負担がかかりすぎることです。
重い荷物を抱える、ムリな姿勢をとり腰をひねってしまったなど、瞬間的に腰の部分へ負荷をかけすぎた場合、起こりやすくなります。
また、スポーツをしている時に発症することもあります。テニスやゴルフ、乗馬や自転車など、とくに腰を回転させる動作のあるスポーツは要注意です。
また日頃から運動不足である方が、いきなり体を動かして慣れないポーズをとることも危険性が高まります。
脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、脊椎すべり症などの腰部に関係した疾患が原因となっている場合も多くあります。

どんな症状?

ぎっくり腰の症状としては腰の痛みが中心となり、程度や感じ方には個人差があります。
炎症にともなう熱をもった「じんじんする痛み」や「ぴりっと走る痛み」「筋肉がつっぱる感覚」など、いずれも症状が出てしまうと通常の生活がむずかしくなります。
発症するまで何ともなかった場合と、腰のあたりに疲労感が蓄積していたり、以前んから慢性的に腰痛の症状があったりと、発症の背景も人それぞれです。
腰だけでなく、日常的にストレスを感じることで自律神経の調整ができず症状につながることもあります。
ぎっくり腰は、発症して数日から1~2週間以内で症状が治まっていく傾向にあります。まったく改善しない、日増しに痛みが激しくなる場合は、別の疾患を疑う必要もあります。

ストレッチでぎっくり腰予防

一度なってしまえば、何度も繰り返すことがあるぎっくり腰。普段からできる予防のためのストレッチ方法を2つ紹介します。
どちらのストレッチもゆっくり行いましょう。

股関節ストレッチ

1.両足を開いてつま先をやや外側へと向けて膝の向きとそろえる(椅子に座りながらでもできます)
2.背筋を伸ばし、両手を太ももの内側へ添える
3.右の肩を胸の前へと持ってくるように胸部をひねり、右手で右の太ももの内側を外へむけて押す
4.その体勢で3呼吸分息を止める(左側も同じように行う)
✓左右1回ずつを1セットとし、5セット繰り返す

二ーアップストレッチ

1.床の上に仰向けで寝ころぶ
2.両手で片膝をつかみ、膝を上げてゆっくりと胸へ近づける
3.膝が胸に近づき腰が伸びていることを感じながら、深呼吸しながら左右30秒ずつ行う
✓3セット繰り返す

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