目次

• ○  熱中症ってどんな症状？
• ○  応急処置！

熱中症ってどんな症状？

①熱失神
皮膚血管の拡張（広がる）ことによって血圧が低下し、脳への血流が悪くなることにより起こります。
特徴
・めまい
・一時的な失神
・顔面蒼白
・脈は速くて弱くなる

② 熱痙攣
大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分（ナトリウム）濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こります。

特徴
・筋肉痛
・手足がつる
・筋肉がけいれんする

③ 熱疲労
大量に汗をかき、水分の補給が追いつかないと、身体が脱水状態になり熱疲労の症状がみられます。摂取する水分よりも汗によって外に出てゆく水分の量が多くなったときに起こります。
特徴
・全身倦怠感
・悪心・嘔吐
・頭痛
・集中力や判断力の低下

これらの症状が見られたら熱中症を疑ったほうがいいかもしれません！それではそんなときどのように応急処置をしたらいいのか？おすすめの飲み物などをご紹介します。

応急処置！

①まずは涼しい場所へ移動させましょう！
風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などの涼しい場所へ移動させましょう。

②身体を冷却しましょう！
衣服を脱がせたり、きついベルトやネクタイ、下着はゆるめて身体から熱を放散させます。
露出させた皮膚に冷水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やします。
氷のうなどがあれば、それを首の両脇、脇の下、大腿の付け根の前面に当てて皮膚のすぐ近くにある太い血管を冷やしましょう。

③水分・電解質の補給
意識がはっきりしているなら、電解質を適量含んだ冷えた飲料（アクエリアス、ポカリなど）を自分で飲ませて下さい。
汗で失われた電解質も適切に補えるスポーツドリンク経口補水液などが最適です。


もし、「呼び掛けや刺激に対する反応がおかしい」、「応えない(意識障害がある)」時には誤って水分が気道に流れ込む可能性があるため、無理に飲ませることは避けて下さい。「吐き気を訴える」または「吐く」という症状がある時は、口から水分を摂らせることは適切ではないため、医療機関での点滴等の処置が必要となります。

特に夏場には熱中症患者は急増します。いざというときに少しでも何か知っていれば人助けができます。早めの処置がとても大事になります！

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