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目の奥の激痛…群発頭痛

頭痛には代表的な3種類「片頭痛」「群発頭痛」「緊張性頭痛」があります。
以前の投稿では「片頭痛」について紹介させていただきました。
頭の片側や両側(こめかみから目のあたり)がズキズキし、吐き気を伴うような頭痛が一定の期間をおいて繰り返すのが特徴です。

今回は、頭痛や目がえぐられるような激痛、目の充血、鼻づまりを伴うことも多い「群発頭痛」について紹介していきたいと思います。

目次

群発頭痛ってなに

群発頭痛も原因ははっきりしていませんが、体内時計が関係しているのではないかといわれています。
脳の視床下部に存在する体内時計が何らかの原因で乱れることによって、三叉神経が刺激され目の奥の辺りと繋がっていることから痛みを感じます。また、目の後ろを通っている内頸動脈が拡張して炎症が起きるためではないかと考えられています。
他にも、気圧の急激な変化や飲酒(血管を拡張させるため)も関係していると考えられています。

群発頭痛の症状

片頭痛とは違い、群発頭痛は20代後半〜40代の男性に多く、ある一定期間(1ヶ月〜3ヶ月)毎日同じ時間に激しい頭痛が起こる方が多いようです。(特に睡眠後の夜間から朝方)
片方の目の奥が突き刺されているような激痛が起こるのが特徴です。
さらに、目の充血、鼻水、汗、涙など自律神経症状も出てきます。
多くは片側だけで、前頭部、側頭部、頬にまで痛みを感じる方もいるようです。

群発期の対処法・治療法

群発期(1〜3ヶ月の症状がでている時期)は禁酒を守り、禁煙を心がけましょう。
また、急激な気圧の変化も頭痛を引き起こすことがあるため、登山や飛行機に乗る際は医者への相談をおすすめします。

群発頭痛には、鎮痛薬が効きません。
対処法は、トリプタンという薬を注射投与することと、酸素吸入が効果的です。
トリプタンには、三叉神経の興奮を抑え痛みを鎮める効果があります。
他にも、エルゴタミン製剤やステロイド薬、カルシウム拮抗薬や炭酸リチウムなどの内服薬が使われるが、有効な予防治療は少ないです。

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